百日咳

お知らせ
2026.06.27

百日咳について

長引く咳に注意しましょう

百日咳は、百日せき菌という細菌が原因で起こる病気です。名前のとおり、咳が長く続くことがあります。最初は鼻水や軽い咳など、ふつうの風邪のように始まるため、はじめの頃は見分けがつきにくい病気です。

特に生後6か月未満の赤ちゃんは重くなることがあり、注意が必要です。

原因

咳やくしゃみに含まれる菌を吸い込むことでうつります。家族やきょうだいから赤ちゃんにうつることもあります。

症状

はじめは、鼻水、軽い咳、微熱などです。熱が出ないこともよくあります。

その後、次のような咳が目立ってきます。

・咳が何回も続けて出る
・咳き込んで吐いてしまう
・夜に咳が強くなる
・息を吸うときに「ヒュー」と音がする
・咳が何週間も続く

赤ちゃんでは、強い咳ではなく、息が止まる、顔色が悪くなる、ミルクが飲めないという形で気づくこともあります。

風邪との違い

ふつうの風邪は、数日から1週間ほどで少しずつよくなることが多いです。

百日咳では、熱はあまり高くないのに、咳だけがどんどん強くなったり、長く続いたりします。
「咳で吐く」「夜中に咳き込む」「2週間以上咳が続く」ときは、百日咳の可能性があります。

検査

百日咳が疑われるときは、鼻の奥を綿棒でこすって調べる迅速検査を行うことがあります。

ただし、検査の時期によっては、百日咳でも陰性になることがあります。そのため、症状やまわりの流行もあわせて判断します。

治療

治療には、百日咳の菌に効く**抗菌薬(抗生剤)**を使います。

早い時期に飲むと、症状を軽くしたり、周りにうつす期間を短くしたりできます。咳が長く続く時期になると、薬を飲んでも咳がすぐに止まらないことがありますが、感染を広げないために治療が大切です。

水分を少しずつとり、無理をせず休みましょう。

予防接種

百日咳はワクチンで予防できます。赤ちゃんの定期接種に含まれる5種混合ワクチンなどで予防します。

ただし、年齢が上がると免疫が弱くなることがあります。そのため、小学校入学前の年長さんで、3種混合ワクチンを追加で受けることがすすめられています(任意接種)。

赤ちゃんを守るためには、きょうだいや家族の予防も大切です。

受診の目安

次のようなときは小児科にご相談ください。

・咳が2週間以上続く
・咳き込んで吐く
・夜に強い咳が続く
・周りで百日咳が流行している
・赤ちゃんに咳がある

特に、息が苦しそう、顔色が悪い、唇が青い、息が止まる、水分やミルクが飲めないときは、早めに受診してください。

保護者の方へ

百日咳は、最初は風邪のように見えるため、気づきにくい病気です。咳が長引くときや、咳込みが強いときは、早めに相談することで、お子さん自身だけでなく、赤ちゃんや周りの人を守ることにもつながります。

お子さんの体調が心配なときは、いつでもご相談ください。

みなとみらい小児科クリニック