TEL:045-264-8546
ブログ

カテゴリ

頭のかたち外来

赤ちゃんの頭の形について

子どもの頭の形のゆがみとは?

原因・受診の目安・ヘルメット治療を小児科医がわかりやすく解説

赤ちゃんの頭の形が気になる保護者の方へ。頭の形のゆがみの原因や症状、家庭でできるケア、受診の目安について小児科医がわかりやすく解説します。横浜市・みなとみらい小児科クリニックでは頭の形外来を行っています。

赤ちゃんの頭の形が気になる保護者の方へ

「頭の形が左右で違う」「後頭部が平らになってきた」「ヘルメット治療を受けた方がいいのかな?」

赤ちゃんの頭の形について、このような不安を感じて受診される保護者の方が年々増えています。

実は、赤ちゃんの頭の形のゆがみの多くは向きぐせによる『位置的頭蓋変形』であり、病気ではありません。しかし、まれに頭蓋縫合早期癒合症という治療が必要な病気が隠れていることがあります。

また、ヘルメット治療は生後3〜6か月頃に開始すると最も効果が期待できるため、「様子を見よう」と迷っているうちに適切な治療時期を過ぎてしまうこともあります。

そのため、「治療が必要かどうか知りたい」という段階で一度小児科へ相談することをおすすめします。

赤ちゃんの頭の形でこんなお悩みはありませんか?

  • 後頭部が平らになっている
  • 左右で頭の形が違う
  • 耳の高さが違うように見える
  • おでこが左右で出っ張っている
  • 向きぐせが強い
  • 写真を撮ると左右差が目立つ
  • ヘルメット治療が必要か知りたい
  • いつ受診すればよいかわからない

このようなお悩みで受診される赤ちゃんは決して少なくありません。

頭の形のゆがみ(位置的頭蓋変形)とは?

赤ちゃんの頭の骨は、大人と違ってまだ完全につながっておらず、とてもやわらかい状態です。

これは脳が急速に大きくなる時期に、頭が成長しやすいようにするためです。

そのため、同じ方向を向いて寝る時間が長いと、頭にかかる圧力によって一部が平らになり、左右差が生じることがあります。

これを**位置的頭蓋変形(Positional Plagiocephaly)**といいます。

位置的頭蓋変形は病気ではなく、多くの赤ちゃんにみられる状態です。特に乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のために仰向け寝が推奨されるようになってから、頭の形について相談されるご家庭は世界的にも増えています。

一方で、まれに頭の骨のつなぎ目(頭蓋縫合)が通常より早く閉じてしまう頭蓋縫合早期癒合症という病気が原因の場合があります。この病気では自然に改善することはなく、専門的な治療が必要になるため、早期診断が重要です。

なぜ赤ちゃんの頭はゆがむの?

最も多い原因は向きぐせです。

赤ちゃんは首の筋肉がまだ未熟なため、同じ方向ばかり向いて寝ることがあります。その結果、同じ場所に圧力がかかり続け、頭の形に左右差が生じます。

主な原因には次のようなものがあります。

  • 向きぐせがある
  • 首が片側に向きやすい(筋性斜頸)
  • 仰向けで寝る時間が長い
  • 早産
  • 多胎妊娠
  • 子宮内での姿勢
  • 首の動きが少ない

ただし、仰向け寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防のために非常に大切です。

頭の形が気になるからといって、寝かせるときにうつぶせ寝へ変更することはおすすめできません。

頭蓋縫合早期癒合症との違い

保護者の方が最も心配されるのが、

「ただの向きぐせなのか、それとも病気なのか?」

という点です。

位置的頭蓋変形

  • 最も多いタイプ
  • 向きぐせが原因
  • 発達への影響はほとんどない
  • 月齢や程度によって自然改善やヘルメット治療を検討

頭蓋縫合早期癒合症

  • 頭の骨のつなぎ目が早く閉じる病気
  • 自然には改善しない
  • 手術が必要になる場合がある
  • 早期診断が重要

見た目だけで両者を区別することは難しい場合もあります。

そのため、小児科では頭の形だけでなく、頭囲の成長や耳の位置、首の動き、発達の様子などを総合的に確認します。

頭の形のゆがみでみられる症状

位置的頭蓋変形では、次のような特徴がみられます。

  • 後頭部が平らになっている
  • 左右で頭の形が違う
  • おでこが左右で出っ張って見える
  • 耳の位置が左右で少し違う
  • 写真で左右差が目立つ
  • 向きぐせがある

多くの場合、発達や知能に影響することはありません。

しかし、頭蓋縫合早期癒合症など別の病気が隠れていることもあるため、「少し気になる」という段階でも相談することが大切です。

小児科ではどのような診察をするの?

頭の形が気になる場合、小児科では次のような点を確認します。

  • 頭の形や左右差
  • おでこや耳の位置
  • 向きぐせの有無
  • 首の動き(斜頸の有無)
  • 頭囲の成長
  • 発達の様子

頭の形だけではなく、赤ちゃん全体の発育や発達を確認することで、位置的頭蓋変形なのか、ほかの病気が隠れていないかを総合的に判断します。

家庭でできるケア

軽いゆがみでは、ご家庭での工夫によって改善が期待できることがあります。

おすすめしている方法は、

  • 授乳や抱っこの向きを左右で変える
  • 保護者が見守りながらタミータイム(うつぶせ遊び)を行う
  • 起きている時間に抱っこや遊ぶ時間を増やす
  • 向きぐせが強い場合は反対側から話しかけたり、おもちゃを置いたりする

首の動きに左右差がある場合には、理学療法(リハビリ)が必要になることもあります。

**日本小児科学会や日本新生児成育医学会では、乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のため、赤ちゃんは仰向けで寝かせることを推奨しています。**そのため、頭の形が気になる場合でも、寝かせる姿勢は仰向けを続け、起きている時間の姿勢やタミータイムを工夫することが大切です。

ヘルメット治療とは?

頭のゆがみが中等度以上の場合や、ご家庭でのケアだけでは改善が難しい場合には、ヘルメット治療が有効な治療法です。

ヘルメット治療は、赤ちゃん専用のヘルメットを装着し、頭の成長する力を利用して自然できれいな頭の形へ導く治療です。頭を締め付ける治療ではなく、成長するスペースをコントロールすることで、平らな部分の成長を促します。

一般的には、

  • 生後3〜6か月頃に開始すると最も効果が期待できる
  • 生後3〜12か月頃までが治療の適応となることが多い
  • 1日約23時間装着する
  • 治療期間は3〜6か月程度(個人差があります)

とされています。

「頭蓋変形診療ガイドライン」でも、月齢や頭の形の程度を総合的に評価し、適応がある場合にはヘルメット治療を検討することが推奨されています。

早い時期に治療を開始するほど頭の成長を活かしやすく、より良い改善が期待できます。

Baby Band3によるヘルメット治療

みなとみらい小児科クリニックでは、株式会社BERRYのBaby Band®3を採用しています。

Baby Band®3は、日本人の赤ちゃんの頭の形に合わせて設計されたオーダーメイドの医療用ヘルメットです。

特徴は、

  • 3Dデータをもとにオーダーメイドで作製
  • 軽量で赤ちゃんへの負担が少ない
  • 通気性が良く蒸れにくい
  • 成長に合わせて調整が可能

赤ちゃんの日常生活への負担をできるだけ少なくしながら、安全で効果的な治療を目指しています。

みなとみらい小児科クリニックの「頭のかたち外来」

みなとみらい小児科クリニックでは、お子さん一人ひとりの頭の形を丁寧に評価し、ヘルメット治療が本当に必要かどうかをわかりやすくご説明しています。

当院では、ヘルメット治療をご希望のお子さんに対し、まず頭部レントゲン撮影を行い、頭蓋縫合早期癒合症など治療方針が異なる病気がないことを確認しています。

頭蓋縫合早期癒合症を適切に鑑別したうえで、安全に株式会社BERRYのBaby Band®3によるヘルメット治療を開始しています。

また、

  • 月齢
  • 頭の形の左右差
  • 頭囲の成長
  • 向きぐせや首の動き
  • 発達の様子

を総合的に評価し、それぞれのお子さんに最適な治療をご提案します。

必要に応じて小児脳神経外科など専門医療機関へのご紹介も行っています。

「ヘルメット治療が必要なのかわからない」

「今の月齢でも間に合う?」

「まずは相談だけしたい」

という方も、お気軽にご相談ください。

当院でよくあるご相談

診察では、次のようなご相談を多くいただきます。

  • 「様子を見ていたら治ると言われました。」
  • 「4か月ですが、まだ間に合いますか?」
  • 「ヘルメットはかわいそうではありませんか?」
  • 「兄弟も頭の形が悪かったので心配です。」
  • 「写真で左右差が気になります。」

実際には、「もっと早く相談すればよかった」と話される保護者の方も少なくありません。

頭の形は月齢によって治療方法が変わるため、気になった時点で一度相談されることをおすすめしています。

横浜市・みなとみらいで赤ちゃんの頭の形が気になる方へ

頭の形のゆがみは珍しいものではありませんが、早めの診察によって安心につながることが多くあります。

横浜市やみなとみらい周辺で、

  • 頭の形が気になる
  • 向きぐせが強い
  • ヘルメット治療について知りたい
  • Baby Band3について相談したい

という方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 頭の形は自然に治りますか?

軽いゆがみでは自然に改善することがありますが、中等度以上ではヘルメット治療が効果的な場合があります。

Q. ヘルメット治療は痛くありませんか?

頭を締め付ける治療ではなく、痛みはほとんどありません。多くの赤ちゃんは数日で慣れて普段どおり生活しています。

Q. 生後6か月からでも間に合いますか?

生後6か月でも治療できることは多くあります。ただし、月齢が低いほど効果が期待しやすいため、早めの受診がおすすめです。

Q. Baby Band3はどのようなヘルメットですか?

株式会社BERRYが開発したオーダーメイドの医療用ヘルメットです。赤ちゃん一人ひとりの頭の形に合わせて作製されます。

Q. 頭部レントゲンは被ばくが心配です。

当院では必要性を十分に判断したうえで撮影を行っています。頭蓋縫合早期癒合症などの病気を見逃さず、安全にヘルメット治療を行うための大切な検査です。

参考文献・参照資料

本記事は、以下の公的機関・学会・診療ガイドラインなどを参考に作成しています。

  • 厚生労働省
  • こども家庭庁
  • 日本小児科学会
  • 日本新生児成育医学会
  • 日本小児神経学会
  • 日本外来小児科学会
  • 日本脳神経外科学会
  • 日本形成外科学会
  • 日本頭蓋顎顔面外科学会
  • 日本小児放射線学会
  • 日本小児整形外科学会
  • 日本小児リハビリテーション医学会
  • 一般社団法人 日本頭蓋健診治療研究会
  • 頭蓋変形診療ガイドライン(日本頭蓋健診治療研究会)
  • 頭蓋縫合早期癒合症診療ガイドライン
  • American Academy of Pediatrics(AAP)
    Prevention and Management of Positional Skull Deformities in Infants
  • Congress of Neurological Surgeons (CNS)
    Evidence-Based Guideline for the Management of Patients with Positional Plagiocephaly
  • 株式会社BERRY Baby Band®3 医療従事者向け資料・製品情報
  • 国立成育医療研究センター 小児頭蓋疾患に関する資料
  • MSDマニュアル家庭版・プロフェッショナル版(頭蓋縫合早期癒合症)
  • 日本小児神経外科学関連資料
  • 各専門施設の頭蓋変形診療に関する公開資料

お子さんの頭の形が気になったら、お気軽にご相談ください

みなとみらい小児科クリニックでは、赤ちゃんの頭の形や向きぐせに関する診療を行っています。

頭部レントゲンによる評価を行い、頭蓋縫合早期癒合症などの病気がないことを確認したうえで、安全に株式会社BERRYのBaby Band3によるヘルメット治療をご提供しています。

お子さん一人ひとりの月齢や頭の形に合わせて、最適な治療方法をご提案いたします。

「これくらいで受診していいのかな?」という段階でも構いません。

横浜市・みなとみらい周辺で赤ちゃんの頭の形が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

みなとみらい小児科クリニック

お子さんの体調が心配なときは、いつでもご相談ください。

みなとみらい小児科クリニック

赤ちゃんの頭の形を放置するリスクとは?見極めたい2つの分かれ道

赤ちゃんの頭の形が左右非対称だったり、後頭部が平らだったりすると、「このまま放っておいて大丈夫なのか」「将来に影響が出るのではないか」と不安になる保護者は多いものです。インターネットで調べると、「放置すると危険」という記事と「自然に治るから心配ない」という記事の両方が出てきて、どちらを信じればよいか分からなくなってしまうのではないでしょうか。

実は、この二つの情報はどちらも一面では正しく、どちらも不完全です。頭の形には、放置しても問題ないケースと、早めの対応を考えたほうがよいケースがあり、その見極めこそが本当に大切です。横浜・みなとみらいで小児医療に携わる立場から、不安を煽るのでも軽視するのでもなく、二つの分かれ道をどう見極めるかをお伝えします。

「放置して大丈夫」と「放置は危険」が混在する理由

なぜネット上で正反対の情報が飛び交うのでしょうか。その答えは、頭の形のゆがみには程度の差があり、ひとくくりに語れないからです。

赤ちゃんの頭の形のゆがみは、多くが「向き癖」によるものです。いつも同じ方向を向いて寝ることで、その面の後頭部が平らになっていきます。こうしたゆがみは、医学的には位置的頭蓋変形と呼ばれ、軽度であれば成長とともに自然に目立たなくなることが多いものです。寝返りやおすわりで頭にかかる圧が分散され、改善していきます。

一方で、ゆがみが中等度以上になると、自然には十分に改善せず、そのまま残ってしまうこともあります。つまり、「自然に治る」も「放置は危険」も、どちらもゆがみの程度によって正しかったり正しくなかったりするのです。大切なのは、自分の子どものゆがみがどの程度なのかを正しく把握することです。

放置しても問題が少ないケース

まず、過度に心配しなくてよいケースから整理します。すべての頭の形のゆがみが治療を必要とするわけではありません。

向き癖による軽度のゆがみであれば、脳の発達に影響することはなく、基本的に治療は必要ないとされています。赤ちゃんが成長して自分で寝返りを打つようになり、起きている時間が増えてくると、頭にかかる圧力が一点に集中しなくなるのです。頭が大きくなる過程で、相対的にゆがみが目立たなくなっていくことも期待できます。

とくに生後2か月ごろまでの頭蓋骨がやわらかい時期は、寝る向きを工夫したり、後述するタミータイムを取り入れたりすることで、ある程度の改善が見込めます。この段階で軽度であれば、家庭でのケアを続けながら経過を見るという選択は十分に合理的です。周囲から「気にしすぎ」と言われて不安になることもあるかもしれませんが、軽度のゆがみに限れば、その言葉もあながち間違いではありません。

見逃してはいけない「病的なゆがみ」のサイン

ここからが、この記事で最もお伝えしたい大切なポイントです。頭の形のゆがみの中には、向き癖とは異なる、病気が原因のものが隠れていることがあります。

頭蓋骨は、いくつかの骨が縫い目のようにつながって構成されています。この縫い目が通常より早く閉じてしまう「頭蓋骨縫合早期癒合症」という病気があり、これが原因でゆがみが生じている場合は、向き癖によるものとは対応がまったく異なります。この病気は脳の発達に影響を及ぼすことがあり、程度によっては手術が必要になることもあるため、見逃すわけにはいきません。

頻度としては向き癖による位置的頭蓋変形のほうが圧倒的に多く、病的なゆがみはまれです。ただ、まれだからこそ、知らずに見過ごされやすいという側面もあります。向き癖による位置的頭蓋変形と、病気による頭蓋変形を、見た目だけで保護者が見分けるのは困難です。だからこそ、頭の形が気になったときに最も重要なのは、「放置するか治療するか」を自分で決めることではなく、まず専門家に診てもらって、病気が隠れていないかを確認することです。ここを押さえておけば、過度に怖がる必要も、逆に油断する必要もなくなります。気になる症状があるか迷うときは、別記事もあわせて参考にしてください。

<関連記事>
小児科のかかりつけはいつから?月齢別に見る受診開始のタイミング

対応できる時期には限りがあるという事実

放置を考えるうえで、もう一つ知っておきたいのが時間の制約です。頭の形への対応には、向き不向きの時期があります。

赤ちゃんの頭蓋骨はやわらかく形が変わりやすい状態ですが、生後6か月を過ぎると徐々にかたくなり、1歳ごろにはほぼ定まるとされています。つまり、家庭でのケアや、必要に応じたヘルメット治療といった対応が効果を発揮しやすいのは、頭がやわらかい早い時期に限られます。

ここで難しいのは、「自然に治るかもしれないから様子を見たい」という気持ちと、「対応に適した時期は限られている」という事実が、ときに相反することです。様子を見ているうちに頭が固まり、対応の選択肢が狭まってしまうこともあるでしょう。だからこそ、たとえ最終的に経過観察を選ぶとしても、早い段階で一度プロの評価を受けておくことが、後悔しないための鍵になります。評価を受けたうえで様子を見るのと、何も確認せずに放置するのは、まったく意味が違います。

家庭でできる予防と日々のケア

経過を見る場合も、対応を考える場合も、家庭でできるケアがあります。特別な道具は必要なく、日々のちょっとした工夫でゆがみの進行を抑えられます。

基本となるのが体位変換です。いつも同じ向きで寝かせず、寝る向きや抱っこ、授乳の向きをこまめに変えることで、頭の一点に圧力が集中するのを防げます。赤ちゃんが興味を持つ方向に光や音、おもちゃを配置して、自然と向きが変わるよう促す工夫も役立ちます。

もう一つ取り入れたいのが、タミータイムと呼ばれるうつぶせ遊びです。起きている間に、保護者が見守るなかで短時間うつぶせの姿勢をとらせると、後頭部への圧力が分散され、首や背中の筋肉の発達にもつながります。ただし、うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群のリスクがあるため、必ず赤ちゃんから目を離さず、起きている時間に限って行ってください。これらのケアは軽度のゆがみに有効ですが、ゆがみが強い場合や病的なものが疑われる場合は、家庭のケアだけに頼らず医療機関に相談することが欠かせません。

みなとみらい小児科クリニックにご相談ください

横浜市西区みなとみらいに位置するみなとみらい小児科クリニックは、新高島駅から徒歩8分、みなとみらい駅から徒歩10分の場所にあります。小児科一般の診療に加え、乳幼児健診や各種予防接種、お子さんの成長・発達に関するご相談に幅広く対応しています。

赤ちゃんの頭の形が気になる場合も、まずはお気軽にご相談ください。頭の形のゆがみが向き癖によるものか、それとも病気が隠れていないかを含めて状態を確認し、家庭でのケアで経過を見て十分かどうか、あるいは頭のかたち外来を持つ専門医療機関への紹介が望ましいかを、お子さんの状況に合わせてご案内します。放置するか対応するかを一人で抱え込んで決める必要はありません。

「頭の形が左右で違う気がする」「後頭部が平らで心配」「様子を見ていいのか判断がつかない」といったご相談を歓迎しています。早めに評価を受けておくことで、安心して経過を見守れるようになるはずです。お子さんの成長に寄り添いながら、長くお付き合いできる関係づくりを大切にしています。

ヘルメット治療は受けるべき?判断材料と後悔しないための考え方

赤ちゃんの頭の形のゆがみが気になり、「ヘルメット治療を受けるべきなのか、それとも様子を見ていいのか」と悩む保護者は少なくありません。インターネットで調べると「後悔」「失敗」といった言葉も目に入り、かえって不安が増してしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最初にお伝えしたいのは、ヘルメット治療は「必ず受けなければいけない治療」ではないということです。一方で、適した時期に始めれば改善が期待できる選択肢でもあります。受けるか受けないかは、メリットとデメリットを正しく理解したうえで、ご家族が納得して決めるものです。横浜・みなとみらいで小児医療に携わる立場から、判断の材料となる情報と、後悔を避けるための考え方を整理してお伝えします。

ヘルメット治療は「必ず受けるべき治療」ではない

まず前提として知っておきたいのは、頭の形のゆがみの多くは、成長とともにある程度自然に改善していくという点です。寝返りやおすわりができるようになり、同じ向きで寝続けることが減ると、頭にかかる圧が分散され、形が整っていくお子さんも多くいます。

ヘルメット治療は、自然な経過では十分な改善が見込みにくい中等度以上のゆがみに対して、頭蓋骨が柔らかい時期に形を整えることを目的とした選択肢です。つまり、すべての赤ちゃんに必要なものではなく、ゆがみの程度や月齢によって、治療が向いているケースとそうでないケースがあります。

ここで強調したいのは、治療を受けないという判断も、決して間違いではないということです。軽度のゆがみであれば、体位変換やタミータイム(うつ伏せ遊び)といった日常的なケアで改善が見込めることもあります。大切なのは、思い込みで決めるのではなく、専門の医療機関で頭の形を評価してもらったうえで、選択肢を理解して判断することです。

逆に、ゆがみが強いまま様子を見続けてしまうと、治療に適した時期を逃して後悔につながることもあります。「自然に治るかもしれない」という期待と、「念のため早めに評価を受けておく」という行動は、決して矛盾しません。様子を見る場合でも、一度プロの目で状態を確認しておくと、その後の判断に安心して向き合えるようになります。

治療を検討する前に知っておきたいメリットとデメリット

受けるべきかを判断するには、良い面と気をつけたい面の両方を天秤にかける必要があります。どちらか一方だけを見て決めると、後悔につながりやすくなります。

期待できるメリット

ヘルメット治療の主なメリットは、頭蓋骨が柔らかく成長の早い時期に、ゆがみを効率的に整えられる点にあります。赤ちゃんが痛みを感じることはほとんどなく、日常生活への支障も限られているようです。適した時期に始めるほど、短い期間で改善が見込めると考えられています。

見た目の改善だけでなく、左右差が大きい場合に将来的なヘルメットや眼鏡のフィット感に関わる可能性が指摘されることもあります。ただし、医学的な必要性と見た目の希望は分けて考えることが大切です。

知っておきたいデメリット

一方で、デメリットも正直にお伝えします。装着中に汗をかきやすく、肌荒れや汗疹が起こることがあります。1日のうち長時間装着する必要があり、装着に慣れるまでは赤ちゃんも保護者も負担を感じる場面があるかもしれません。

そして、費用が大きな検討材料になります。後述するとおり、ヘルメット治療は保険適用外の自費診療で、決して安い金額ではありません。さらに、治療しても期待したほど完全には整わない可能性もあり、結果には個人差があります。これらを理解せずに始めると、「思っていたのと違った」という後悔につながりやすくなります。

費用と保険の扱いを正しく理解する

検索でも「費用」「保険適用」「医療費控除」への関心が高いことから分かるとおり、金銭面はヘルメット治療を受けるかどうかを左右する大きな要素です。ここを曖昧なまま進めると後悔しやすいため、丁寧に整理しておきます。

費用の相場と内訳

複数の医療機関の情報によると、ヘルメット治療の費用は使用するヘルメットの種類や医療機関によって異なりますが、診察料・検査費用・ヘルメット本体・通院費を含めておおむね30万円から60万円が目安とされています。ヘルメットはお子さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドで作られるため、本体費用が大きな割合を占めます。

医療機関によっては調整のたびに追加費用がかかる場合もあるため、契約前に「総額でいくらになるか」を確認しておくことが、後の安心につながります。

保険適用と医療費控除の現状

ヘルメット治療は、現時点では公的医療保険の適用外で、原則として全額が自己負担となります。ただし、医療費控除の対象になる場合があり、確定申告をすることで税負担が軽減される可能性もあるでしょう。また、加入している民間の生命保険や医療保険によっては、給付の対象となるケースもあります。

保険会社やプランによって扱いが異なるため、加入中の保険会社に直接確認することをおすすめします。医療費控除の詳細についても、お住まいの地域の税務署に相談すると確実です。

後悔しないために押さえたい「治療の時期」

ヘルメット治療で後悔したという声の背景には、「タイミングを逃した」というケースが少なくありません。受けるかどうかを迷っているうちに、治療に適した時期を過ぎてしまうことがあるのです。

ヘルメット治療は、頭蓋骨が柔らかい時期に行う必要があり、一般的に推奨される開始時期は生後3か月から6か月ごろとされています。生後7か月以降になると治療期間が延びる傾向があり、1歳を過ぎると頭蓋骨が硬くなって効果が限定的になるとも言われています。

だからこそ、「受けるかどうか」を決めるためにも、まずは早めに評価を受けることが重要です。実際に治療を始めるかどうかは後から決められますが、評価そのものを先延ばしにすると、選択肢自体が狭まってしまいます。頭の形が気になり始めたら、首がすわる生後3〜4か月ごろを目安に、一度専門の医療機関で診てもらうと、落ち着いて判断する時間を確保できます。受診のタイミングに迷ったときは、別記事もあわせて参考にしてください。

<関連記事>
小児科のかかりつけはいつから?月齢別に見る受診開始のタイミング

治療しない選択をする場合にできること

評価を受けたうえで、ヘルメット治療をしないという判断をするご家庭もあります。費用やサポート面、お子さんへの負担などを総合的に考えた結果であれば、それも納得のいく選択です。

治療をしない場合でも、日常的なケアでゆがみの悪化を防ぐ工夫はできます。同じ向きばかりで寝かせない、起きている時間にうつ伏せ遊びを取り入れる、抱っこや授乳の向きを意識して変えるといった体位変換が基本になるでしょう。とくに生後3か月未満の早い時期であれば、こうしたケアで改善が見込めることもあります。

そして、治療をしない選択をした後も、定期的にかかりつけ医に経過を見てもらうと安心です。成長とともに改善していくか、それとも別の対応を検討すべきかを、専門家と一緒に確認しながら進められます。

みなとみらい小児科クリニックにご相談ください

横浜市西区みなとみらいに位置するみなとみらい小児科クリニックは、新高島駅から徒歩8分、みなとみらい駅から徒歩10分の場所にあります。小児科一般の診療に加え、乳幼児健診や各種予防接種、お子さんの成長・発達に関するご相談に幅広く対応しています。

赤ちゃんの頭の形が気になる場合も、まずはお気軽にご相談ください。頭の形の状態を確認し、経過観察で十分かどうか、あるいは頭のかたち外来を持つ専門医療機関への紹介が望ましいかを含めて、お子さんの状況に合わせてご案内します。ヘルメット治療を受けるかどうかは、メリットとデメリット、費用、時期を理解したうえで、ご家族が納得して決めることが何より大切です。

「治療を受けるべきか迷っている」「まずは頭の形を一度診てほしい」といったご相談を歓迎しています。一人で抱え込まず、判断の材料を一緒に整理していきましょう。お子さんの成長に寄り添いながら、長くお付き合いできる関係づくりを大切にしています。

アーカイブ

診療時間
【TIME INFO】診療時間・休診日
月・火・水・金
9:00~12:30
14:30~18:00
9:00~13:00
休診日
木曜・日曜・祝日
お問い合わせ
【CONTACT US】お問い合わせ
お電話でのお問い合せは045-264-8546お気軽にお問い合わせください。
交通案内
【About ACCESS】交通案内
みなとみらい小児科クリニック
〒220-0012
横浜市西区みなとみらい6-3-4
プライムコーストみなとみらい2階
TEL 045-264-8546
FAX 045-264-8547

  • みなとみらい線
    新高島駅徒歩8分
    みなとみらい駅徒歩10分
みなとみらい小児科クリニックの地図
詳しくはこちら
LINE@はじめました。
診療予約はこちら
Page Top
  • 【TEL】045-264-8546
  • 【診療時間】月・火・水・金 9:00~12:30 14:30〜18:00 土曜 9:00〜13:00 【休診日】木曜、日曜、祝日
  • みなとみらい小児科クリニック
  • 〒220-0012
  • 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-3-4
  • プライムコーストみなとみらい2階
  • 【電話番号】
    045-264-8546
  • 【診療時間】
    月・火・水・金 9:00~12:30 14:30〜18:00
    土曜 9:00〜13:00
  • 【休診日】
    木曜、日曜、祝日
  • みなとみらい小児科クリニック
  • 〒220-0012
  • 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-3-4
  • プライムコーストみなとみらい2階

みなとみらい小児科クリニック
Copyright (C) みなとみらい小児科クリニック(小鹿倉コンタクト併設). All Right Reserved.