水痘(みずぼうそう)

お知らせ
2026.06.29

水痘(みずぼうそう)について

保護者の方へ

お子さんが「水ぼうそう」と診断されると、不安に感じる方も多いと思います。水痘は子どもによくみられる感染症ですが、多くは適切なケアで自然に良くなります。ここでは、ご家庭で知っておきたいポイントをわかりやすくまとめました。

水痘(みずぼうそう)とは

水痘は**水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)**による感染症です。

非常に感染力が強く、せきやくしゃみ(飛沫感染)空気感染、**発疹に触れること(接触感染)**で広がります。潜伏期間は約2週間(10〜21日)です。

原因

原因は水痘・帯状疱疹ウイルスです。

一度感染すると多くの場合は免疫ができますが、ウイルスは体内に残り、大人になってから帯状疱疹として発症することがあります。

主な症状

最初は軽い発熱やだるさがみられ、その後、赤い発疹が現れます。

発疹は次のように変化します。

  • 赤い発疹
  • 水ぶくれ(水疱)
  • かさぶた

これらが同時に混ざって見られることが水痘の特徴です。

また、

  • 強いかゆみ
  • 37〜39℃程度の発熱
  • 頭や顔、体、手足へ広がる発疹

がよくみられます。

かき壊すと細菌感染を起こし、とびひや傷あとが残ることがあるため、爪を短く切るなどの工夫も大切です。

治療

アシクロビルの早期投与が大切です

水痘では発症から24時間以内(遅くとも48時間以内)に抗ウイルス薬「アシクロビル」を開始すると、発熱期間や発疹の数を減らし、症状を軽くできることが分かっています。

そのため、水痘が疑われる場合はできるだけ早く受診することが重要です。

治療では次のようなことを行います。

十分な水分補給と安静

アシクロビル(抗ウイルス薬)の内服

発症早期ほど効果があります。

医師の指示どおり最後まで飲み切りましょう。

発熱には解熱薬(アセトアミノフェン)

かゆみにはかゆみ止めや塗り薬

登園・登校の目安

学校保健安全法では、

すべての発疹がかさぶたになってから

登園・登校が可能とされています。

新しい水ぶくれが出ている間は感染力があるため、お休みが必要です。

予防接種について

水痘ワクチンは定期予防接種です。

  • 1歳になったら接種開始
  • 合計2回接種

2回接種することで、水痘の発症を大きく減らし、かかっても軽症で済むことが期待できます。

また、感染した方と接触した後でも、**72時間以内(できれば早め)**にワクチンを接種すると、発症予防や軽症化が期待できる場合があります。

受診を急いだほうがよい症状

次のような場合は早めに医療機関を受診してください。

  • 水分が取れない
  • 高熱が続く
  • 元気がなくぐったりしている
  • 呼吸が苦しそう
  • 発疹が赤く腫れ、膿が出てきた
  • 強い頭痛、繰り返す嘔吐、けいれんなどがある

保護者の方へ

水痘は多くのお子さんが経験する感染症ですが、適切な治療とご家庭でのケアにより、多くは1週間ほどで回復します。かゆみや発熱でつらそうなときは無理をせず、十分な休養と水分補給を心がけましょう。

ワクチンは水痘を予防し、重症化を防ぐ大切な方法です。接種がまだのお子さんは、ぜひ主治医にご相談ください。

お子さんの体調が心配なときは、いつでもご相談ください。

みなとみらい小児科クリニック