2種混合(DT)ワクチンとは?接種時期・副反応・三種混合との違いを小児科医が解説

お知らせ
2026.07.19

2種混合(DT)ワクチンとは?接種時期・副反応・三種混合との違いを小児科医が解説

小学校高学年で受ける大切な追加接種

お子さんが11歳頃になると、2種混合(DT)ワクチンの接種時期を迎えます。

「赤ちゃんの頃に予防接種を受けたのに、また必要なの?」
「いつまでに接種すればいい?」
「副反応が心配……」
「三種混合ワクチンとは何が違うの?」

このような疑問を持つ保護者の方も少なくありません。

2種混合(DT)ワクチンは、乳幼児期の予防接種で得られた免疫を維持するために行う追加接種です。ジフテリアと破傷風という、重症化すると命に関わることもある2つの感染症を予防します。

日本では11歳以上13歳未満のお子さんを対象とした定期予防接種として行われ、標準的な接種時期は11歳以上12歳未満です。

この記事では、2種混合ワクチンの必要性、接種時期、副反応、三種混合ワクチンとの違いについて、保護者の方にも分かりやすく解説します。

2種混合(DT)ワクチンとは?

2種混合(DT)ワクチンは、次の2つの病気を予防するワクチンです。

  • ジフテリア
  • 破傷風

DTとは、Diphtheria(ジフテリア)とTetanus(破傷風)の頭文字です。

乳幼児期に接種する5種混合ワクチンや4種混合ワクチンにも、ジフテリアと破傷風を予防する成分が含まれています。

しかし、乳幼児期の接種で得られた免疫は時間の経過とともに徐々に低下するため、小学校高学年で追加接種を行い、免疫を維持することが大切です。

なぜ2種混合ワクチンが必要なの?

「日本ではほとんど聞かない病気なのに、本当に接種する必要があるの?」と思われるかもしれません。

現在、日本国内でジフテリアの発生は非常に少なくなっていますが、その背景には長年にわたり予防接種が続けられてきたことがあります。世界では現在もジフテリア患者が報告されています。

一方、破傷風菌は土壌など身近な環境に存在しています。破傷風は人から人へ感染する病気ではないため、周囲に患者がいなくても、傷口から菌が体内に入り発症する可能性があります。

乳幼児期に得た免疫を追加接種によって維持し、お子さん自身を感染症から守ることが大切です。

2種混合ワクチンで予防できる病気

ジフテリア

ジフテリア菌によって起こる感染症です。

主に飛沫などによって感染し、発熱、のどの痛み、首の腫れなどがみられます。のどに厚い膜ができて気道をふさぎ、呼吸が苦しくなることがあります。

さらに、ジフテリア菌が作る毒素によって、心筋炎や神経障害などの重い合併症を起こすことがあります。

日本国内での発生は非常に少なくなっていますが、世界では現在も患者が報告されているため、予防接種を継続することが重要です。

破傷風

破傷風は、破傷風菌が作る毒素によって起こる感染症です。

破傷風菌は土壌などに存在しており、切り傷、擦り傷、刺し傷などから体内に入ることがあります。

発症すると、

  • 口が開きにくい
  • 飲み込みにくい
  • 首や背中がこわばる
  • 全身の筋肉がけいれんする
  • 呼吸が苦しくなる

などの症状が現れます。

重症になると、人工呼吸管理などの集中治療が必要となることもあります。

破傷風は人から人へ感染しないため、周囲の人がワクチンを接種することだけでは自分自身を守ることができません。お子さん自身がワクチンによって免疫を維持しておくことが重要です。

2種混合ワクチンの接種スケジュール

2種混合ワクチンは、予防接種法に基づく第2期の定期予防接種です。

  • 対象年齢:11歳以上13歳未満
  • 標準的な接種時期:11歳以上12歳未満
  • 接種回数:1回

一般的には、小学校高学年頃に接種するワクチンです。

13歳の誕生日を迎えると原則として定期接種の対象外となるため、接種時期を逃さないようにしましょう。

接種が遅れてしまった場合は?

「予診票が届いていたのに忘れてしまった」
「体調不良が続いて接種できなかった」

という場合でも、13歳未満であれば定期接種の対象期間内です。

接種が遅れたからといって、乳幼児期の予防接種からすべてやり直すわけではありません。

ただし、これまでの接種回数が不足している場合や接種歴が分からない場合は、必要な接種方法を個別に検討することがあります。

母子健康手帳などでこれまでの接種歴を確認し、小児科へご相談ください。

三種混合(DPT)ワクチンとの違い

2種混合(DT)ワクチンには、

  • ジフテリア
  • 破傷風

の2種類が含まれています。

三種混合(DPT)ワクチンには、これに百日せきが加わります。

百日せきに対する免疫も時間の経過とともに低下します。そのため、日本小児科学会では、百日せき予防を目的として11~12歳頃に三種混合(DPT)ワクチンを追加接種することを推奨しており、2種混合(DT)の代わりにDPTを接種することも選択肢とされています。

ただし、DPTによる追加接種は任意接種となります。DTとDPTのどちらを接種するか迷われる場合は、これまでの接種歴などを確認したうえで医師にご相談ください。

他のワクチンと同時接種できますか?

2種混合ワクチンは、必要に応じてほかのワクチンと同時接種することができます。

小学校高学年から中学生頃には、日本脳炎ワクチンやHPVワクチンなどの接種時期と重なる場合があります。

接種するワクチンや時期について分からない場合は、母子健康手帳を確認しながら小児科で接種スケジュールを相談しましょう。

2種混合ワクチンの副反応

2種混合ワクチンの接種後には、主に注射した部分に、

  • 赤み
  • 腫れ
  • 痛み
  • 硬くなる
  • かゆみ

などの反応がみられることがあります。

また、発熱、頭痛、だるさなどがみられる場合もあります。

多くは一時的な反応ですが、症状が強い場合や長く続く場合は医療機関へご相談ください。

非常にまれですが、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起こる可能性があります。

接種後に、

  • 呼吸が苦しい
  • 顔や唇が腫れる
  • 全身にじんましんが広がる
  • ぐったりしている
  • 意識の状態がおかしい
  • けいれんが起きた

などの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

よくある質問

Q. 少し風邪気味でも接種できますか?

軽い鼻水や咳があるだけで全身状態が良ければ、接種できる場合があります。

一方、発熱がある場合や全身状態が良くない場合には、接種を延期することがあります。接種当日に医師が体調を確認して判断します。

Q. 2種混合ワクチンは必ず受けたほうがよいですか?

2種混合ワクチンは、ジフテリアと破傷風に対する免疫を維持するための定期予防接種です。

特に破傷風菌は身近な環境中に存在するため、定められた時期に追加接種を受けておくことが大切です。

Q. 2種混合と三種混合のどちらを受ければいいですか?

定期接種として設定されているのは2種混合(DT)ワクチンです。

一方、日本小児科学会では百日せき予防の観点から、11~12歳頃に三種混合(DPT)ワクチンを追加接種することを推奨しており、DTの代わりにDPTを接種することも選択肢とされています。

三種混合ワクチンによる追加接種は任意接種となるため、どちらを接種するか迷われる場合は医師へご相談ください。

Q. 横浜市西区伊勢町から2種混合ワクチンを接種できますか?

はい。みなとみらい小児科クリニックは横浜市西区みなとみらいにあり、伊勢町をはじめ、戸部町・花咲町・紅葉ケ丘など周辺地域からも2種混合(DT)ワクチンの予防接種で受診いただけます。

2種混合ワクチンは、ジフテリアと破傷風を予防するワクチンです。日本では定期接種として、11歳以上13歳未満のお子さんを対象に第2期の接種が行われ、標準的な接種時期は11歳以上12歳未満です。

「2種混合ワクチンはいつ受ければいい?」「接種を忘れていた」「これまでの予防接種歴が分からない」など、接種時期や予防接種のスケジュールについて分からないことがありましたらご相談ください。母子健康手帳などでこれまでの接種歴を確認しながらご案内します。

横浜市西区伊勢町周辺で、お子さんの2種混合ワクチンの接種をお考えの方は、みなとみらい小児科クリニックへご相談ください。

横浜市西区・中区・神奈川区で2種混合ワクチン接種をご希望の方へ

横浜市西区みなとみらいに位置するみなとみらい小児科クリニックは、新高島駅から徒歩8分、みなとみらい駅から徒歩10分の場所にあります。

当院では、2種混合(DT)ワクチンをはじめ、お子さんの定期予防接種・任意予防接種を積極的に行っています。

「2種混合ワクチンはいつ受ける?」
「接種が遅れてしまった」
「副反応が心配」
「DTとDPTのどちらを接種すればよい?」
「ほかのワクチンも一緒に相談したい」

といったご相談にも、母子健康手帳やこれまでの接種歴を確認しながら、お子さん一人ひとりに合わせてご案内します。

横浜市西区・中区・神奈川区やみなとみらい周辺で、お子さんの2種混合ワクチンや予防接種についてお困りのことがありましたら、みなとみらい小児科クリニックへご相談ください。

参考資料

国立健康危機管理研究機構(旧 国立感染症研究所)「破傷風」に関する感染症情報

厚生労働省「予防接種情報」

厚生労働省「ジフテリア」に関する情報

日本小児科学会「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」

公開日: 2026年7月19日
更新日: 2026年8月17日
監修者: みなとみらい小児科クリニック院長

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みなとみらい小児科クリニックは、横浜市西区みなとみらい6丁目の「プライムコーストみなとみらい」2階にあります。

横浜市西区・みなとみらいを中心に、西区各地域のほか、中区・神奈川区など周辺地域からも受診いただけます。

電車でお越しの方

みなとみらい線をご利用の場合、

  • 新高島駅から徒歩約8分
  • みなとみらい駅から徒歩約10分

です。

ベビーカーをご利用の方や、小さなお子さんを連れての受診にも便利な立地です。

お車でお越しの方

お車でお越しの方は、プライムコーストみなとみらいの大型立体駐車場をご利用いただけます。

駐車場は2時間まで無料です。

発熱などでお子さんを長時間歩かせることが難しい場合や、乳幼児・ご兄弟を連れて受診される場合にも、お車でお越しいただけます。

所在地

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〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい6-3-4
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お子さんの体調が心配なときは、いつでもご相談ください。

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