
赤ちゃんの頭の形外来Q&A|初診・3D撮影・検査・ヘルメット治療中の通院について
赤ちゃんの頭の形外来を受診しようと思っても、
- 「初診では何をするの?」
- 「頭の形はどうやって測るの?」
- 「3D撮影では何が分かる?」
- 「レントゲンやCTは必要?」
- 「頭蓋縫合早期癒合症との違いは?」
- 「ヘルメット治療で皮膚トラブルは起こらない?」
- 「治療を始めたら、どのくらい通院するの?」
など、診察や検査、治療について分からないことも多いと思います。
位置的頭蓋変形(斜頭症・短頭症など)は、多くの場合、まず詳しい診察によって評価します。すべての赤ちゃんにレントゲンやCTなどの画像検査が必要になるわけではありません。
みなとみらい小児科クリニックでは、横浜市西区みなとみらいで「頭の形外来」を行っています。
まず小児科医が赤ちゃんを診察し、頭の形だけでなく、向き癖や首の動きなども確認します。そのうえで頭部を計測し、必要に応じて3D撮影による評価を行います。
ここでは、頭の形外来の初診、3D撮影、画像検査、頭蓋縫合早期癒合症との鑑別、ヘルメット治療中の皮膚トラブルや通院など、受診前に知っておきたいことをQ&A形式で解説します。
Q1. 頭の形外来の初診では何をしますか?
初診では、小児科医による診察と頭部計測を行い、現在の頭の形や向き癖、首の動きなどを確認します。必要に応じて3D撮影を行い、頭の形をより詳しく評価します。
まず、「いつ頃から頭の形が気になったか」「いつも同じ方向を向いていないか」など、これまでの経過を伺います。
その後、赤ちゃんの頭の形や首の動きなどを診察し、頭囲や頭の前後・左右・斜め方向などを計測します。
大切なのは、初診で「ヘルメット治療をする」と決めることではありません。
現在の頭の形がどの程度なのか、経過観察でよいのか、さらに詳しい評価が必要なのか、ヘルメット治療を選択肢として検討する状態なのかを考えるための診察です。
「少し絶壁に見える」「左右差があるような気がする」「ヘルメット治療が必要なのかだけ知りたい」という段階でもご相談いただけます。
Q2. 頭の形外来では、どのように赤ちゃんの頭の形を測りますか?
頭の形は、見た目だけで判断するのではなく、頭囲や頭の前後・左右・斜め方向などを計測して評価します。必要に応じて3D撮影を行い、頭の表面形状を立体的に確認します。
斜頭症では頭の左右差、短頭症では頭の前後方向と左右方向のバランスなどが評価に用いられます。
ただし、位置的頭蓋変形の測定方法や重症度分類には複数の方法があり、完全に統一された基準があるわけではありません。
そのため当院では、一つの数値だけでヘルメット治療の必要性を決めるのではなく、月齢、頭の形、向き癖、首の動き、これまでの経過なども合わせて評価します。
「見た目だけでは、どの程度のゆがみなのか分からない」という場合にも、実際に頭の形を計測することで現在の状態を把握しやすくなります。
Q3. 赤ちゃんの頭の形の3D撮影では何が分かりますか?
3D撮影では、赤ちゃんの頭の表面形状を立体的に記録し、後頭部の平らさや左右差などを客観的に確認できます。また、その後の頭の形の変化を比較する際にも役立ちます。
写真や見た目だけでは分かりにくい頭の形を立体的に記録できるため、現在の状態を把握するための一つの方法になります。
ヘルメット治療を行う場合には、その後も定期的に3D計測を行い、治療開始時のデータと比較しながら頭の形の変化を確認します。
ただし、3D撮影は頭の表面形状を評価するためのものです。頭蓋骨の内部や頭蓋縫合そのものを直接評価する検査ではありません。
そのため、3D撮影だけで頭蓋縫合早期癒合症などを完全に除外するものではありません。病的な頭蓋変形が疑われる場合には、診察所見などをもとに追加の画像検査を検討します。
Q4. 3D撮影は赤ちゃんに負担がありますか?
当院で行う3D撮影は、専用の3Dカメラを使って赤ちゃんの頭の表面形状を記録する検査です。X線やCTのような電離放射線を使用する検査ではありません。
撮影時には、頭の形を適切に記録できるように赤ちゃんの姿勢を整えて撮影します。
3D撮影で得られたデータは、現在の頭の左右差や扁平の程度を確認するために使用します。
また、ヘルメット治療を行う場合には、治療開始後にも3D計測を行い、以前のデータと比較することで頭の形の変化を客観的に確認することができます。
3D撮影について心配なことがある場合には、撮影方法について事前にご説明します。
Q5. 赤ちゃんの頭の形が左右で違う場合、レントゲンやCTは必要ですか?
すべての赤ちゃんにレントゲンやCTが必要なわけではありません。位置的頭蓋変形は、多くの場合、まず詳しい診察によって評価し、病的な頭蓋変形との鑑別が必要な場合に画像検査を検討します。
CNS(Congress of Neurological Surgeons)のガイドラインでも、位置的斜頭症は多くの場合、詳しい診察によって診断できるとされています。
診察だけでは頭蓋縫合早期癒合症との鑑別が難しい場合には、頭蓋骨X線や頭蓋縫合の超音波検査などを検討し、それらでも診断が明確にならない場合にはCTを検討するという段階的な考え方が示されています。
そのため、「頭の形が左右で違う=CTを撮影する」というわけではありません。
当院でも、まず小児科医が赤ちゃんを診察します。頭蓋縫合早期癒合症など病的な頭蓋変形との鑑別のため画像検査が必要と判断した場合には、連携医療機関での頭部レントゲン撮影など、必要な検査についてご説明します。
Q6. 頭蓋縫合早期癒合症と向き癖による頭のゆがみは、どうやって見分けますか?
位置的頭蓋変形と頭蓋縫合早期癒合症では原因が異なり、頭の変形のパターンなどにも違いがあります。まず診察で頭の形や経過を確認し、鑑別が難しい場合には必要に応じて画像検査を検討します。
位置的頭蓋変形は、向き癖などによって頭の同じ場所に圧がかかることなどが関係して生じる頭の変形です。
一方、頭蓋縫合早期癒合症は、頭蓋骨のつなぎ目である頭蓋縫合が通常より早く癒合する病気です。
両者では頭の変形のパターンなどに違いがみられるため、詳しい診察が診断の基本となります。
ただし、診察だけでは判断が難しい場合もあります。その場合には、必要に応じて頭蓋骨X線や頭蓋縫合の超音波検査などを検討し、それでも診断が明確にならない場合にはCTが検討されます。
なお、3D撮影は頭の表面形状を評価するものであり、3D撮影だけで頭蓋縫合早期癒合症を完全に除外するものではありません。
「向き癖による頭のゆがみなのか、病気による頭の変形なのか心配」という場合にも、まず診察を受けて確認することが大切です。
Q7. ヘルメット治療で皮膚トラブルは起こりますか?
ヘルメット治療中には、装着部分の赤み、蒸れ、皮膚への刺激などがみられることがあります。そのため、治療中は頭の形だけでなく、皮膚の状態やヘルメットの装着状態を定期的に確認することが大切です。
これまでの研究でも、圧迫による発赤などの皮膚トラブルが報告されていますが、有害事象の種類や頻度には研究による違いがあります。
特に赤ちゃんは汗をかきやすいため、日頃から皮膚の状態を確認し、ヘルメットを適切に管理する必要があります。
当院でも治療開始後は、頭の形の変化とともに皮膚の状態や装着状況を確認します。
赤みが長く続く、皮膚が傷ついているなど気になる変化がある場合には、自己判断で無理に装着を続けずご相談ください。
Q8. 赤ちゃんがヘルメットを嫌がったり、寝にくそうにしたりした場合はどうすればいいですか?
ヘルメット装着中の赤ちゃんの反応には個人差があります。装着を嫌がる、睡眠の様子が変わった、皮膚の赤みが続くなど気になることがある場合には、赤ちゃんの状態とヘルメットの装着状態を確認することが大切です。
頭蓋形状矯正ヘルメットは長時間装着して治療を行いますが、赤ちゃんの様子や皮膚の状態を確認しながら治療を続ける必要があります。
治療中は、頭の成長や頭の形の変化だけでなく、皮膚の状態や装着状態についても定期的に確認します。
「いつもより機嫌が悪い」「寝にくそうにしている」「赤みがなかなか消えない」など、装着中に気になることがある場合には、自己判断で無理をせずご相談ください。
Q9. ヘルメット治療を始めた後は、どのように経過を確認しますか?
ヘルメット治療開始後は、定期的に診察と3D計測を行い、頭の形の変化、皮膚の状態、ヘルメットの装着状態などを確認します。
赤ちゃんの頭は治療期間中にも成長するため、ヘルメットを作製して装着したら終わりではありません。
当院では、治療開始時の3Dデータとその後のデータを比較しながら、頭の左右差や扁平の程度がどのように変化しているかを確認します。
また、皮膚の赤みや蒸れなどがないか、ヘルメットの装着状態に問題がないかについても確認します。
数値だけでなく3D画像による変化もご家族と共有しながら、治療経過を確認し、治療を続ける期間や終了時期を検討していきます。
Q10. 頭の形外来は、ヘルメット治療をするか決めていなくても相談できますか?
もちろんご相談いただけます。頭の形外来を受診したからといって、必ずヘルメット治療を行うわけではありません。
位置的頭蓋変形では、月齢や変形の程度、首の動き、これまでの経過などを確認したうえで、経過観察や家庭での対応、必要に応じた理学療法、ヘルメット治療などを検討します。
軽症であれば、ヘルメット治療を行わず経過をみることもあります。
一方、中等度〜重度の位置的頭蓋変形があり、保存的な対応を行っても変形が残る場合などには、ヘルメット治療が選択肢となります。
「少し絶壁に見える」「左右差がある気がする」「まず今の頭の形がどの程度なのか知りたい」「ヘルメット治療が本当に必要なのか確認したい」という段階でも構いません。
まず現在の頭の形を確認し、その結果をもとに今後の方針を一緒に考えていきます。
Q11. 頭の形外来の初診やヘルメット治療の費用はいくらですか?
頭の形外来の初診は保険診療です。ヘルメット治療が適していると判断され、ご家族が治療を希望された場合、当院ではBaby Band 3による治療を行っており、費用は385,000円(税込・自由診療)です。
まず小児科医が赤ちゃんを診察し、頭の形、向き癖、首の動きなどを確認したうえで頭部を計測します。必要に応じて3D撮影による詳しい評価を行います。
頭の形外来を受診したすべての赤ちゃんにヘルメット治療をおすすめするわけではありません。
軽症の場合には、ご家庭でできる対応をご説明しながら経過をみることもあります。
「まず診察だけ受けたい」「治療をするかはまだ決めていない」「費用や治療内容の説明を聞いてから考えたい」という段階でもご相談いただけます。
横浜市西区・みなとみらいで赤ちゃんの頭の形外来をお探しの方へ
赤ちゃんの頭の形について、
- 絶壁なのか分からない
- 左右で頭の形が違って見える
- 向き癖が強い
- 病院へ行くほどなのか分からない
- 3D撮影で詳しく頭の形を確認したい
- 病気による頭の変形ではないか心配
- ヘルメット治療が必要なのか知りたい
という段階でもご相談いただけます。
みなとみらい小児科クリニックの頭の形外来では、最初からヘルメット治療を前提とするのではなく、まず小児科医が赤ちゃんを診察します。
頭の形だけでなく、向き癖や首の動きなどを確認し、頭部を計測します。必要に応じて3D撮影を行い、頭の左右差や扁平の程度を客観的に評価します。
3D撮影は頭の表面形状を評価するものであり、頭蓋縫合早期癒合症を3D撮影だけで除外するものではありません。病的な頭蓋変形との鑑別が必要と判断した場合には、必要な画像検査についてご説明します。
軽症の場合には、ヘルメット治療を行わず、ご家庭でできる対応をご説明しながら経過をみることもあります。
当院は横浜市西区みなとみらいにあり、みなとみらい周辺のほか、高島・戸部町・平沼・花咲町など西区全域をはじめ、神奈川区・中区・南区など、横浜市内の幅広い地域から赤ちゃんの頭の形についてご相談いただけます。
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実際にホームページへ掲載する際には、これらのページタイトル部分をそれぞれ該当ページへの内部リンクにすることをおすすめします。
参考資料
- Congress of Neurological Surgeons(CNS)「Guidelines for the Management of Patients With Positional Plagiocephaly:The Role of Imaging」
位置的頭蓋変形の診断、3D表面画像、頭蓋骨X線、超音波、CTなどの画像検査について。 - Congress of Neurological Surgeons(CNS)「Guidelines for the Management of Patients With Positional Plagiocephaly:The Role of Cranial Molding Orthosis (Helmet) Therapy」
ヘルメット治療の適応、治療中の評価・調整などについて。 - Lambert LK, et al.「Helmet Therapy for Positional Plagiocephaly: A Systematic Review of the Tools Used to Diagnose, Offer Treatment Recommendations, and Assess Treatment Outcomes of the Condition」Pediatric Neurology, 2024.
頭蓋変形の診断方法、重症度分類、治療適応、治療評価方法について。 - Dalla Corte A, Rohde MA.「Use of orthotic helmets in children with positional plagiocephaly and brachycephaly: a systematic review」Child’s Nervous System, 2025.
頭蓋形状矯正ヘルメット治療の有効性・安全性について。
※本ページは一般的な医学情報の提供を目的としています。検査の必要性やヘルメット治療の適応は、赤ちゃんの月齢、頭の形、変形の程度、診察所見などによって異なるため、実際に診察・評価したうえで個別に判断します。
公開日:2026年8月19日
更新日:2026年8月19日
監修:みなとみらい小児科クリニック 院長・小児科医
みなとみらい小児科クリニックへのアクセス
みなとみらい小児科クリニックは、横浜市西区みなとみらい6丁目の「プライムコーストみなとみらい」2階にあります。
横浜市西区・みなとみらいを中心に、西区各地域のほか、中区・神奈川区など周辺地域からも受診いただけます。
電車でお越しの方
みなとみらい線をご利用の場合、
- 新高島駅から徒歩約8分
- みなとみらい駅から徒歩約10分
です。
ベビーカーをご利用の方や、小さなお子さんを連れての受診にも便利な立地です。
お車でお越しの方
お車でお越しの方は、プライムコーストみなとみらいの大型立体駐車場をご利用いただけます。
駐車場は2時間まで無料です。
発熱などでお子さんを長時間歩かせることが難しい場合や、乳幼児・ご兄弟を連れて受診される場合にも、お車でお越しいただけます。
所在地
みなとみらい小児科クリニック
〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい6-3-4
プライムコーストみなとみらい2階
お子さんの体調が心配なときは、いつでもご相談ください。
みなとみらい小児科クリニック


































