1歳までの予防接種

お知らせ
2026.07.03

1歳未満の予防接種|副反応や同時接種について小児科医がわかりやすく解説

赤ちゃんの予防接種は、生後2か月になったらできるだけ早く始めることが大切です。予防接種によって、乳児期に重症化しやすい感染症や、入院・後遺症につながる病気からお子さんを守ることができます。種類が多くて不安な場合も、小児科で相談しながら進めれば心配ありません。

こんなお悩みはありませんか?

  • 予防接種の種類が多くてよく分からない
  • 同じ日に何本も接種して大丈夫?
  • 副反応が心配
  • 少し風邪気味でも接種できる?
  • 接種時期を逃してしまった

このようなご相談は、小児科で非常によくお受けします。

赤ちゃんは生後数か月の間に、お母さんから受け継いだ免疫が少しずつ弱くなり、感染症にかかりやすくなります。そのため、感染症にかかる前に、適切な時期から予防接種を始めることが勧められています。

予防接種の目的

予防接種には、主に次のような役割があります。

  • 重い感染症を予防する
  • 入院や後遺症のリスクを減らす
  • 感染しても重症化しにくくする
  • 周囲への感染や地域での流行を抑える

乳児では、細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎、百日咳、重い胃腸炎などが命に関わることがあります。

ワクチンは、お子さんの体に病気と戦う力である「免疫」をつくり、これらの感染症から守るために行う、科学的根拠に基づいた予防方法です。

同時接種は大丈夫?

複数のワクチンを同じ日に接種することを「同時接種」といいます。

同時接種によって、それぞれのワクチンの効果が弱くなったり、副反応が大きく増えたりすることはないとされています。

同時接種には、次のようなメリットがあります。

  • 必要な時期までに早く免疫をつけられる
  • 接種忘れを防げる
  • 通院回数を減らせる
  • 感染症にかかる前に接種を完了しやすい

「一度に何本も接種するのはかわいそう」と感じるお母さん、お父さんも少なくありません。しかし、接種を何度も分けることで、免疫がつくまでの期間が長くなってしまうこともあります。

お子さんの月齢や体調を確認しながら、安全に接種を進めていきます。

副反応について

ワクチンは有効性と安全性を確認したうえで使用されていますが、副反応が起こることがあります。

よくみられる副反応は、次のようなものです。

  • 接種した場所の赤みや腫れ
  • 接種部位の痛み
  • 発熱
  • 機嫌が悪くなる
  • 眠そうになる

多くは軽い症状で、1〜3日程度で自然に改善します。

ごくまれに、強いアレルギー反応であるアナフィラキシー、高熱、けいれんなどが起こることがあります。接種後は医療機関の案内に従い、しばらくお子さんの様子を確認しましょう。

接種後に受診をおすすめする症状

予防接種後に次のような症状がみられる場合は、早めに医療機関へご相談ください。

  • 呼吸が苦しそう
  • 顔色が悪い
  • ぐったりして反応が弱い
  • 母乳やミルクがほとんど飲めない
  • 全身にじんましんが出た
  • 顔や唇が腫れた
  • 意識の状態がおかしい
  • けいれんした
  • 高い熱が続き、いつもと様子が違う

熱の高さだけではなく、お子さんの元気、顔色、水分が取れているかなども大切な判断材料になります。

少し風邪気味でも接種できますか?

軽い鼻水や軽い咳があっても、食欲や機嫌がよく、全身状態に問題がなければ接種できる場合があります。

一方で、発熱がある、咳が強い、ぐったりしている、食事や水分が十分に取れていない場合などは、接種を延期することがあります。

当日の体調を診察し、安全に接種できるかを医師が判断します。自己判断で予約を取り消す前に、医療機関へ相談することをおすすめします。

接種時期を逃してしまった場合

体調不良や引っ越し、予約の都合などで、予定どおりに接種できないこともあります。

接種時期が遅れてしまっても、多くのワクチンは最初からやり直す必要はありません。これまでの接種歴を確認し、途中から再開できることがほとんどです。

ただし、ロタウイルスワクチンのように、接種を開始できる時期や完了期限が定められているワクチンもあります。接種漏れに気づいたら、できるだけ早く小児科へご相談ください。

予防接種を迷われているお母さん、お父さんへ

「本当に必要なの?」「副反応が怖い」「SNSで心配な情報を見た」と感じることは、決して特別なことではありません。

大切なお子さんのことだからこそ、慎重になるのは自然なことです。不安や疑問を抱えたまま、無理に接種を進める必要はありません。

一方で、現在行われている予防接種は、国内外の多くの研究によって、重い感染症を予防する利益が、副反応などのリスクを大きく上回ることが確認されています。

ワクチンで予防できる病気の中には、乳児が感染すると短期間で重症化し、入院や集中治療が必要になったり、後遺症が残ったりするものがあります。

重い副反応は非常にまれですが、感染症そのものにかかった場合の危険性は決して小さくありません。予防接種は、お子さんの命と健康を守るために非常に有益で、必要性の高い医療です。

疑問や心配な情報がある場合は、その内容をそのまま医師にお話しください。科学的根拠に基づいた情報を一緒に確認し、納得できる方法を考えていきましょう。

横浜市・みなとみらいで赤ちゃんの予防接種をご希望の方へ

横浜市西区みなとみらいに位置するみなとみらい小児科クリニックは、新高島駅から徒歩8分、みなとみらい駅から徒歩10分の場所にあります。

当院では、生後2か月からの定期予防接種・任意予防接種を行っています。

  • お子さん一人ひとりに合わせた接種計画のご提案
  • 複数のワクチンの同時接種
  • 接種前の体調確認
  • 接種時期が遅れた場合のスケジュール調整
  • 副反応や接種後の過ごし方についての説明
  • 予防接種を迷われている方からのご相談

にも対応しています。

当院では、予防接種を一方的に勧めるのではなく、お母さん、お父さんが感じている不安や疑問を丁寧に伺い、分かりやすくご説明することを大切にしています。

予防接種は、お子さんのこれからの健康を守るための大切な方法です。

「何から受ければよいか分からない」「接種が遅れてしまった」「副反応が心配」など、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

みなとみらい小児科クリニック